歴史・文化|府中エリア
十輪院 じゅうりんいん
『火渡り秘法』で有名な真言宗のお寺

2月第4日曜日には、伝統行事「火渡り秘法」が行われます。 無病息災や家内安全を願い、護摩木を燃やした灰の上を裸足で渡る火渡り秘法は、備後路に春を告げる行事として親しまれています。
どんな場所?
火まつりの寺、十輪院。本堂の観音堂に接する裏山は、表土をのぞくほとんどが固い岩石で、そこに珀明洞とよばれる洞窟があります。珀明洞は長さ約100mで洞内に33体の観音像が安置され、中央の広場に摩尼殿があります。摩尼殿は亡者のために水供養をする場で、池の畔に立っている石の地蔵尊に経をとなえながら水をかけるのです。当寺の21世鎌倉勝寿住職が、一念発起、昭和29年からほとんど独力で岩を堀り、16年の歳月を経て昭和45年に完成したものです。
洞内には写経の部屋もありわずらわしい現実からしばしはなれ、心静かに写経することができます。
珀明洞入洞料250円:写経250円:御朱印300円
十輪院は信号機(府中教育センター前)を北上し二つ目の交差点を右折したところに駐車場があり、そこから徒歩で300mほどのところにあります。

【Profile】
名称 | 十輪院 |
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所在地 | 広島県府中市鵜飼町147番地の1 |
問合先 | 電話:0847-45-3225 |
関連イベント | 火渡りの秘法(十輪院春の大祭) |
【Access】
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