歴史・文化|上下エリア
白壁の町並み
ノスタルジックな昔懐かしい町並み
かつては江戸幕府の天領として、また陰陽交通の要衝に位置していたことから、中国地域の各地を結ぶ街道の中枢拠点をなし、商業・金融のまちとして栄えていた「上下」。
今でもメインストリートを歩くと、白壁やなまこ壁、格子戸といった懐かしい町並みが続き、時間が止まったかのような錯覚を覚えます。
町並みの中には、女流文学者・岡田美知代の生家を改築した上下歴史文化資料館、広島県文化百選の一つである上下キリスト教会、江戸時代の町屋・旧田辺邸、火の見櫓がそのまま残る旧警察署等があります。
どんな場所?
江戸時代に、石州街道の宿場町であった上下は、代官所(陣屋)が置かれたことによって地域の政治的な中心地となりました。
それに関連して金融業が盛んになり商業の街としても発展し、現在の街並みの基礎が形作られたと考えられます。上下陣屋が、大森代官所の出張陣屋となったことで、大森代官が管理する銀の運用を上下の有力商人がうけおうことになり、金融貸付業が盛んになりました。
「上下銀」ともよばれて、広島藩領や福山藩領にも広く波及し上下の街の発展にもつながりました。
【Profile】
名称 | 白壁の町並み |
---|---|
所在地 | 広島県府中市上下町上下 |
問合先 | 府中市上下歴史文化資料館 電話:0847-62-3999 |
【Access】
関連リンク