歴史・文化|府中エリア
青目寺 しょうもくじ
県や市の指定文化財が数多くあり、春から秋にかけては七ツ池までを巡るハイキングをする人たちが多く見られます。

七ツ池への道路が本山町の人家を離れて山にさしかかると、突然右手に古風な石垣が現れる。
青目寺である。
大伽藍青目寺が炎上したとき、ほとんどの寺宝仏像は廃燼に帰したが、危うく難を逃れた仏像を山の中腹に小屋を建立して安置した。それが現在の青目寺である。県の重要文化財に指定されている仏像四躰と石造の塔一基、その他、市指定のものなど、青目寺は府中の文化財の宝庫である。
境内からの見晴らしは素晴らしく、府中の家並みを囲む山々が美しい。
ふるさとの歴史―遺跡と文化財からみた府中―
青目寺は天台宗の寺院で、延喜年間(901~923)には、山上に4坊、周辺の山腹に11寺を従えるほど隆盛していましたが、度重なる火災などによって次第に衰退しました。寛保3年(1743)には、現在地に焼失をまぬがれた仏像を移したという言い伝えがあります。青目寺に残る古い仏像の製作年代は、平安時代の初め頃と推定されており、伝承を裏付けています。

【Profile】
所在地 | 広島県府中市本山町 |
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問合先 | 西龍寺(広島県府中市栗柄町) 電話:0847-45-4459 |
備考 | 平時拝観不可 |
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