歴史・文化|府中エリア
甘南備神社 かんなびじんじゃ
四季折々の季節が楽しめる
和銅元年(708年)、備後国に悪疫が流行した際、備後の国司、佐伯宿祢麻呂が平素崇敬していた出雲国美保の大神の分霊を勧進した神社です。春はツツジや桜、夏は深緑、秋には紅葉と四季折々の風景を楽しめます。
境内には土俵があります。
遠く元明天皇和銅元年(708年)備後の国に悪疫大いに流行せし折り、時の国主佐伯宿禰麿は平素常に崇敬する出雲の国の美保の大神(事代主神)の御分霊を三室山に奉斎し、ひたすら御祈祷申し上げたところ、さしもの悪疫も日ならずして退散致したので、備後地方の民人は挙げて其の御霊験の誠に顕著なるに歓喜し、其の感謝報恩の誠心を結集して、いとも荘厳なる御神殿を造営し、父神大国主神と少彦名神をも合わせ祀りて、祭典を盛大に厳修し奉りてより御神徳益々高く御神威日々新たにして、御社運益々興隆し給ひ、氏子崇敬者は日夜広大無辺なる御神恩に浴し、子孫相伝へて、感謝報恩の誠を捧げ尽している。
又、相殿龍王神は、元正天皇養老七年(723年)旱魃の為、天下の草木稲苗共に枯死せんとしたので、万民は悲嘆に暮れていたところ、藤尾村の龍王神は、国府の一賤女に「吾前を三室山の甘南備神社に合わせ祀らば旱災を除くべし」と日ひ、その御神託により遷し祀りし由緒ある神である。
【Profile】
名称 | 甘南備神社 |
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所在地 | 広島県府中市出口町745番地 |
問合先 | 電話:0847-41-2111 |
URL | http://www.ne.jp/asahi/kamnabi/jinja/10.htm |
【Access】
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